南伊豆 ヒリゾ浜

今では、すっかり有名になったこの場所、聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。

昔は地元の人か、知るひとぞ知るかくれビーチだったそうですが、グーグルが紹介して以来、魚より人が多い、みたいな状態になりました。

ビーチとも言えない、狭い砂利の浜は日よけテントやら人やらなんやらでごった返しています。

また、アクセスも困難です。

電車とバスと歩き、か、車になるわけですが、駐車場(2000円)をとるのに朝4時から並ぶといった有様で、こんな思いをするなら1泊で沖縄に行ったほうがよいのではないかと思いますが、関東にある南国のような海、というところに価値があるのでしょうか。

今では近場の宿も増えているかもしれません。

私は3度ほどここを訪れていますが、3度ともドルフィンスイムでお世話になっているトゥルーノースさんのツアーで行っています。

ダイビングショップを通すと駐車場へ並ばなくとも済みます。

ただし、夜の9時ころに東京を車で出、宿泊先の田子に着くのは日付が変わった頃ですから、それなりにハードではあります。

ヒリゾ浜へは渡し船(2000円)で1分、で行きます。

泳ぎに慣れ、海のコンディションが良ければ、沖の方に出られますが、この海は意外に流れが速く、またすぐに深場にもなるため、無理は禁物です。

綺麗だなと流されていると、戻れなくなってしまいます。

ドロップオフ(急に深くなっている所)にはハラハラと花のようなお魚が群れています。

海は透明で、ここに魅了される人が多いのもよくわかります。

渡し船が出るのは7月からだいたい9月の第一週目までくらいで、私は9月にいったことがありますが、この時はがら空きでしたね、狙い時かもしれません。

わたしはここで、鼓膜を破ったことがあります。

耳抜きの調子が良く、暖かく美しい海で調子に乗っちゃいましたね。

勢いよくスピードをあげて水底までいったところ、パーンと音がして、前後左右が解らなくなりました。

海上に黄色いフロートがあるので、とにかくそれをめざして無事に浮上、しかし状態をガイドさんに話すと、鼓膜が破れているとのこと、真っ青になりました。

大丈夫、ケガですから治りますと、ケロリと言われて、安心しましたが、医師にかかって完治にひと月かかりましたね。

以来、慎重になりました(笑)

転んでみないと何事もわからない、面倒な自分です。

ということで、ヒリゾ浜は大変に綺麗ですが、行くのは一苦労であり、行ってみたら人だらけ、海は結構危険、ということでした。

行かれる方は、監視員さんのいうことをよく聞いて、行ってはならないと言われた箇所はどんなに綺麗でも行かないことです。

ましてふつうはウェットスーツなどは着ていませんから。

しかし、海の誘惑、というものは、抗いがたいものがあるのは事実ですね………

コメント

タイトルとURLをコピーしました