憧れの小笠原航路

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子供の頃、与論島のポスターを部屋に貼っていました。

日本海とはまったく違う青く透き通る海。

大人になったら、ここに住むんだ、と思っていました。

紆余曲折、20代も終わろうとする頃、私は小笠原へ移住することを決めました。

写真でみる島の美しさ、そこに身を置きたいと強く思いました。

仕事は、母島で決めて、もう行くばかりになったころ、足を痛めてしまいました。

今でこそ、小笠原は世界遺産にもなり母島にも診療所がありますが、当時はそんなものはなく、痛めた足で渡島することは無理なことでした。

そうして何十年もたち、子供が大人になった時、小笠原行をやっと決行しました。

ふつうは島内3泊ですが、時折4泊の船がでます。

私はその4泊を選んで、寝泊りは全てカヤック&スキンダイビングのガイドさんの家にしました。

その家は、ガイドさんが自力で建てたものでした。

生活力、というのはこういうもののことを言うんでしょう。

南島の扇池、というのは小笠原を紹介するときには有名なところですが、昼に島についてガイドのイチさんの家に荷物を置くと、これから南島へ行くというではありませんか。

あれだけ憧れた場所、わくわくする間もなくカヤック出船、そう、私は船で南島にいこうなんて露ほども思っておらず、自力でカヤックで行くことに喜びを持っていました。

一時間も漕ぐと、島が見えてきます。

岸壁が波で削られた橋を潜り抜けると、扇池です。

それは写真で見るよりずっと美しい青でした。

船できた人たちはただ眺めているだけでしたが、私はもう待てない、入っていいかと断りを入れてソッコー、ジャブンと海の中へ。

青かった。

変な脳内麻薬が出たのでしょう、かなり大型のサメをみて追いかけてしまいました。

もちろんそれはネムリブカといって危険はなかったのですが、それはあとで聞いた話。

扇池は別名サメ池とも言って、うじゃうじゃとサメがいました(笑)

イチさんとスキンダイビング、どこまでも透き通る青い海。

イチさんは、私に体力があること、潜れること、から面白いツアープランが立てられると笑ってくれました。

と、ところで、イチさんは独身なので、そこに私が泊まるわけです。

まず、話したほぼ全員に、呆れられました。

そんなこといったって、こっちはもう襲われる歳でもあるまいし、なにが問題なのかさっぱりわからない、というのが私です。

blue water wallpaper
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しかし、この小笠原、台風が来てしまいました。

二日目の夕方、明日、東京行きの船を急遽出すとのこと、あわわわわわわドおおおおして今たいふううううううう、泣くに泣けない。

明日は兄島に行く予定だったのに、あわわわわわわわ( ノД`)シクシク…

沖縄の海との違いは、生き物の大きさと、魚類の多さでしょうか。

なんてことない海から入ってすぐに、ぎよっとするようなシャコ貝がゴロンゴロンと転がり、大きなエイが優雅に泳ぎ、とにかく魚影が濃い。

小笠原でもドルフィンスイムをやっていますが、こっちのイルカはなかなか大変らしいとはお世話になっているダイビングショップから聞きました。

小笠原の帰船の見送りは盛大です、YouTubeなんかでも観られますね。

帰りの船は、台風のうねりで大揺れ、みんな酔ってまいっていたようです。

そんなこんなであわわわわわわと終わってしまった小笠原ですが、もう一度、行きたいなあ。

それにできることなら、小笠原でなくとも、南の島に住みたいな。

やはり、おおらかさが、内地とは違うな。

一年中、あんまり服着なくてもいいし。

来週は御蔵島に行く予定です。

昨日、ちょっとプールで体を冷やして喉が痛いので、葛根湯を飲んで今夜はおとなしくして寝ますね。

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