庭の枝垂れ桜が咲き始めました。


この桜は大きな鉢に植え替えてやらないといけません。
地植えにしたいのですが……後になって息子が始末に困るだろうと思うと、躊躇します。
ライラックが咲き始めました。

今年の東京の春は雪国の春のようです。
雪国では、6月が春・夏と、2季節一気にやってくるんです。
冬を苗で頑張ったポピーと毎年律儀に芽吹くムスカリ。

今年のチューリップのつぼみはなんだか難しいお顔をしています、八重を植えたんだったかなあ…

今年芽吹いたばかりのギボウシ、フレッシュで美味しそう……

米粒ほどの葉を残して消え入りそうだった十文字草、ここまで回復してくれました!


ぽおっと紅さす匂椿が美しい。
植物に触れていると、命の根源に触れているような気持になります。
彼らは動くことはないし、ものも言いませんが、命の営みを営々と行って生きています。
たんぽぽの綿毛をみると、その花はもう枯れてしまうけれども形を変えて生きていくのだなと、なにか感慨にふけります。
どの植物もそうやって種という形になって命をつないでいくわけですよね……
私もそんなふうに生きたい。
そんなふうに、受容してしかし強く、限られた定めの中で営々と生きていく。
人間は大変な生き物だなと思います、なにしろ死を知っているのだから。
理解しているとはいえませんが、知ってはいます。
加えて、その営みは激しく動的で、喜怒哀楽の感情にも振り回され、その属する社会から逸脱しないよう必死に生きなくてはなりません。

この花のように、私は生きている間、誰かの心を喜ばせることができているだろうか
誰かの心を癒すことが出来ているだろうか
コメント