道端の春
踊り子草だったかな?ほとけの座だったかな?
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私の世代になると、皆、親の介護真っ盛りです。
私には育てて貰ったと言える親はいないので、子供が大人になってからは自分の時間が一気に増えました。
親の介護の苦労を見ていると、いなくてよかったのかなと、思う反面、親がいないばかりに苦労したことも思い出し、結局誰でも、自分のためだけに生きるわけにはいかないし、どこかでプラスがあればどこかでマイナスがあり、ああ収支ゼロか……
私は長いこと介護を仕事にしてきたので、親と子、それぞれの立場の苦しさと悲しさをたくさん見てきました。
子供の頃は、お母さんお母さんママママ、と慕っていた母親に対する愛情は、親の認知症の度合いによって消え去り、十分に自宅生活ができる状態であっても、施設に入れてしまいます。
親も親で、命だった子供の悪口を言うようになり、さらには子供が子供と認識できなくなります。
なんとはかない愛か
親子の愛でさえ、時の流れは無常に摩耗していきます。
わたしたちはどこへいくのでしょうか
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