秋田県の男鹿半島というと、ゴジラ岩で有名になりました。
しかし、これはほんの一部で、この男鹿半島の西海岸はとてもダイナミックな地形を持っています。
海蝕洞窟、海に流れ落ちる滝…コンパクトに地形の面白さが詰められています。

さて、その中に、昔、温泉宿があったと聞きました。
海岸線のギリギリで、冬は到底、営業はできなかったのではないでしょうか。太平洋と違い冬の日本海は大荒れですから。
私は海と岩が好きなので、このような地形は心が躍ります。
ここへ行ってみたい!とずっと思っていましたが、何度かチャレンジするも入口がわからなく叶いませんでした。
というのも、ここは当時、船でしか行けないところだったのです。
思い続ければ叶うもの、釣り人が付けた道を発見、ロープを頼りに崖を降りるとそれはありました。跡は跡ですが、今でもこんこんと湯が湧いています。

今はこの上にホテルがあり、この湯を引いているそうです。
しかし、ここは源泉ですからフレッシュさは勝ります。

足を湯に浸して眺める海岸線のダイナミックなこと、ここにテントを張って止まり素潜りを楽しみたい、また西側なので、夕陽もさぞ美しいことでしょう。
黒曜石を見ることができ、温泉も湧くことから、男鹿半島一帯はかつては火山帯だったのでしょう。
私のやってみたいことの一つに、この西海岸を泳ぎと歩きで見尽くす、というものがあります。
ウェットスーツを着れば問題ないでしょう。歩けそうなところは歩く、歩けにところは泳ぐ。
そうしてこの岩肌を体験してみたいのです。
私は美しいものが好き、ものでも風景でも人の有りようでも。
眺めているだけはできない、その中に飛び込んでいきたいのです。
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