宮古島~自転車とスキンダイビング②

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池間島では海が荒れていたため、泳がずに移動、伊良部大橋を渡って下地島へ向かいました。

伊良部大橋は雄大に、青い青い青い海に浮かんでいました。

橋にはかなりの高低差があり、私はクロスバイクで漕げずに歩いて登りを渡りました。てっぺんに差し掛かった時、後ろからロードバイクの男性から声をかけられました。

「もしかして泳ぎながら走ってるの?」

はい、と答えると

「僕は毎年ここに来てるけど、そんなことしてる女の人を見るの初めて!」

そう言って笑われました。

しばらく、島のどの辺りが大変かとか、自転車が壊れても島では直せないのでレンタルがいいとか、色々と経験を話して下さいました。

彼と別れ、私は中の島ビーチという有名なポイントを目指して走ります。けれど、その前に、小さな入り江を見つけてしまいました。

誰もいなく、入り江は静かでさほどな深さもないと見えたので、思い切って海に入ることにしました。

水色の揺れるガラスの海は暖かく体を浸すと幸せに包まれます。

泳ぎ出して少しすると大きなテーブルサンゴがあり、もうびっくり!!カラフルなお魚がたくさん。

あ、この魚、おなかにいたずら書きされてる!と驚いたのはモンガラカワハギというお魚でした。私には、どうしてもいたずら書きにしか見えない、なんとも不思議な生き物でした。

さんざんここで時間を費やし、浅場に戻って顔を上げたとき、それまで感じたことのない、多幸感を、体いっぱいにおぼえていました。

もうこれで死んでしまうかもしれない、そんなことを思っていました。もうやり切った、これまでの経験を活かしてここまできた、もうこれ以上を求めるのは罰があたろうというもの、そんな風に恐怖さえ覚える多幸感でした。今のところ、後にも先にもこのような感情を抱いたことはありません。

行動すれば、人は幾つになっても、新しい感情を知ることができるのです。

このことは、私から皆さんに伝えたいメッセージです。

この後、中の島ビーチに移り、ここでもかなり泳ぎましたが、人が多いのには少々辟易したものの、入ってすぐの深場はスリルがあったし、クマノミがマンションを作っていたりして、ここは泳げる人も泳げない人もそれなりに楽しめるところだと思います。

この後、再び伊良部に入り、来間島への橋の手前でタイムアウト。

4島一周はなりませんでしたが、もはや私の体力は尽きました。

なにしろ、それだけの運動量で、食べたものはアンパンを半分、でしたから。途中、転倒もしたし、やはり緊張で、変な脳内麻薬が出ていたのでしょうね。

翌日は、ガイドツアーに参加したのですが、このような体験のあとではなんとも味気なく、ガイドさんには悪いけれど、なんの感慨も持っていません。

ガイドツアーが面白くないかといえば、それは間違い、私は数年後に訪れた西表島で、毎年会いたい!と思うガイドさんに会うことになります。

それは次回に。

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